神奈川新聞 連載コラム

109回 ザ・チャレンジ!(小学校受験編)国立小受験、合否のポイントは?

  • 2023.7.18

神奈川新聞 2023年7月16日 朝刊掲載
理英会 小島雅子

【紙面本文】

国立小受験、合否のポイントは?
考える力や会話力、運動や指示理解力も

今回は国立小学校受験の合否を分けるポイントを、横浜国立大学教育学部付属鎌倉小学校を例に解説します。
合否を分ける5つのポイント

1考える力、2会話力・言語力、3待機、4運動、5指示理解力

1考える力
紙芝居を使い個別に口頭試問が実施されます。
確実に正答を出せるように、聞かれたことを自分で考えて答えられるようになりましょう。
たくさん絵本を読み、親子の会話を大切にしましょう。
この時、子どもが自ら考えるように促すには「どうして?」「なんでそう思うの?」と質問をたくさんすると良いでしょう。

2会話力・言語力
自分から挨拶ができるようになりましょう。
相手の目を見て丁寧な言葉使いで話ができて、相手にわかるように自分の言葉で伝えるこが大切です。
買い物やお出かけの時、親子でぜひ練習していきましょう。

3待機
控室での待機時間から考査が始まっています。
先生がいなくても、お友だちに声をかけられても、気を抜かず落ち着いて待てるようになりましょう。

4運動
平均台、ケンパなどの考査では、脚力、バランス力、瞬発力といった高い運動能力が求められます。
体力、筋力は1日では付きません。外で思いっきり身体を動かすなど、普段の生活で体力づくりを心がけましょう。
5指示理解力
話を聞いて1回で理解し、行動できることが大切です。
指示を順序だてて覚えることが大切なので、日々の生活の中で指示を聞いて動く練習を取り入れていきましょう。
入試では、初めての場所、初めて会う人、集団の中で発揮できる力をつけていくことが重要になります。
※考査の内容は理英会の出口調査にもとづいています。実際には若干の相違がある場合がございますこと、ご了承ください。