神奈川新聞 連載コラム

111回 ザ・チャレンジ!(小学校受験編)面接、待機、運動、求められる力は?

  • 2023.9.27

神奈川新聞 2023年9月24日 朝刊掲載
理英会 鈴木里美

【紙面本文】

面接、待機、運動、求められる力は?
積極性や集中力、体力も大事

今回は小学校受験の面接、待機、運動について、横浜国立大学教育学部付属横浜小学校を例に解説します。

・面接
その年によって違いますが、先生と1対1でお話をしたり、先生1人に子どもが3~4人でお話したりすることがあります。
背もたれのない椅子に座ってのお話ですので、姿勢の維持が大切です。
相手の目を見てお話ができること。
自分から挨拶ができること。基本的なことですが一番大事なことです。
出題内容は「名前、年齢、ここまでどうやって来たか、小学校に入ってやりたいこと、好きな季節、幼稚園での遊び、仲の良い友だちの名前」などです。
「大切なもの」「今までで一番うれしかったことは何ですか」「『あ~よかった』と思ったのはどんなときですか」「安心するときはいつですか」これらの質問も聞かれました。
自分の言葉で話ができるようにしておきましょう。自分の考えを相手に伝えることが大切です。

・待機
待機には2種類あります。
何もせず待つ待機と課題のある待機です。
先生がいなくなっても、気を抜かず落ち着いて待てるかです。5年生との待機の時間があります。
目上の人への言葉遣いも気をつけましょう。
待機活動で折り紙をして待つことも多いので、折り紙のレパートリーを増やしましょう。
折り紙を好きになると待つ時間も苦にならないと思います。
毎年、かなり長い時間の待機ですので飽きずに待つ経験が必要です。

・運動(体力)
連続運動で、重い荷物を持って歩くなど、脚力が試されるものが出題されていました。
毎日重い荷物を持って登校するので、体力は大事です。
体力がある子は、姿勢の維持や集中力もありますので、とても大事なことです。
※考査の内容は理英会の出口調査にもとづいています。
実際には若干の相違がある場合がございますこと、ご了承ください。