神奈川新聞 2023年12月3日 朝刊掲載
理英会 入試対策室

【紙面本文】

小学校受験 家庭への効果は？
ゆとりを持った準備期間を

小学校受験の理想的なスタート時期はいつからでしょうか。
家庭ごとに小学校受験を決める時期は異なりますが、大半のご家庭が年中の間には受験することを決めています。
受験を始めるタイミングですが、子どもごとに月齢が違いますから、まだ無理があると家庭で思われた場合、無理はできません。
そして、ご夫婦の意思が揃うかどうかもとても大事です。
一方で、受験校の対策に必要な期間がどれくらいかかるのかを考え、始める時期を逆算しながら、決めることも重要です。
特に難関校を志望する場合、1年間の準備期間では足りないと感じる方も少なくありません。

あるご家庭の話ですが、年中の秋から丸一年間、理英会に通塾し、難関校の洗足学園小学校に合格、進学しました。この話だけでしたら、1年間で受験対策が可能だと理解されるかもしれませんが、このご家庭の保護者二人が揃って次のように語っていました。
「本当に充実した1年間でした。合格できてとても良かったですが、一つ後悔があるとすれば、受験準備にもっと早くから取り組んでおけば良かったです。
志望校の学校のレベルが高く、子どもに負担をかける日々でしたが、それでも、子どもが楽しみながら進めることができたと、ある程度は思っています。
けれども、もっと時間があれば、もっと楽しませながら受験を進めることができたと思います。小学校受験を決めた時期が、受験の1年前でしたが、もし過去に戻れるなら、より長い対策期間を取って受験準備がしたいです。ぜひとも、この話を来年以降に受験する方に伝えてください」

受験まで、あと1年というご家庭が過度に心配しすぎる必要はありませんが、年中の秋からの1年間を小学校受験対策期間の一つの目安、区切りとしつつも、年少の秋から、または年少の始めからなど、よりゆとりを持った準備期間を持つことも、ぜひ検討してみてください。