第七章 仕事ノ学
第三項 主体は あなた
ソフトとは、指導書1枚。企画書1枚から。あなたが考えたアイデアがソフトになる。
それがメシの種になる。オリジナルなものを創造していくことでチャンスは広がる。
― 31期 理究 巻頭言より ―
あなたが作成したこの企画書で勝てる?
あなたが描いた商品力(プログラム、教材、テキスト、テスト)でお客様を呼べる?
あなたが考えた、その方法(教材や授業)で生徒の成績を伸ばせる?
あなたが企画した、その指導案(教案)で、子供たちはいきいき学べる?楽しめる?
本当?なぜ?根拠は?
― 33期 理究 巻頭言より ―
保育関連事業の拡大は、少なくとも2020年まで続くと読んでいます。
会社の体力に合わせて、拡大を続けます。
同時に10年後の保育サバイバル時代を生き抜くために
「良質な保育・教育コンテンツを開発、全国に供給できる態勢を構築する」
根拠は、待機児童数のデータと政府の方針と時代の流れです。
ビジネスチャンスは、数限りなくあるといつも感じています。
なぜなら、人間社会である限り、永遠に“ふ・ふ・ふ”(※後述)は消滅しません。
私は、根拠の無い楽観主義者ではありません。
常に現実(リアリティー)の世界で楽観的に生きていこうと、考えています。
問われるのは、組織としての対応能力なのです。
この能力を発揮するための組織体制や衰退商品の見直しを、常に図ることができるかどうかがサバイバルの鍵の1つだと思います。
人事異動や組織改変などがようやくできるような会社になってきました。創業から戦友として常に最前線で頑張ったくれた幹部がいてくれたお蔭です。
当社は、次のステージにいくためには世代交代が必要な段階にきました。
次世代を育成しなければ衰退の道しかありません。
人事異動は、新しい視点の発見、新しい風を起こすキッカケになります。
直線に進むのはある意味楽です。何も考えずに行けるからです。
荒波の中で方向転換しながら進むのは覚悟がいります。“面舵(おもかじ)イッパイ”や“取り舵(とりかじ)イッパイ”できる覚悟と決断力が必要です。しかし、覚悟だけでは生き残れません。知恵やアイデアが必要です。その知恵が欲しいのです。知恵を出さずに、批判と文句ばかりの人材は、この理究に不要です。
知恵やアイデアを出す上でブレーキになる壁があります。
先ずは、第1章でも触れた“感情”。
次に過去の成功体験や知識や考え方。
最後は、社会通念や慣習です。
『その案は理想的ですが現実的には難しいんじゃないですか?』
『今までの授業形態を変えるのは変化が大きすぎるのでは?』
湧き出る知恵やアイデアの泉を枯らす壁・壁・壁は必ず現れます。出来ない理由をいうことは誰でも出来ます。この壁を乗り越える柔軟性を持ちましょう。
では、その知恵は、誰が出す?部長?次長?課長?チームリーダー?施設長や教室長でしょうか?
そうです。そして、理究グループの一員であるあなたも出すのです。
一人ひとりの気づきが、高品質な商品を作り上げるスタートになりえます。何かの縁、それは多分99%偶然でしょう、あなたは、この理究に関わりました。受動的な仕事ではなく、“仕事を面白くする側の人材”になってください。中小企業だからこそ、一人ひとりの能力がキーになるのです。知恵やアイデアを出すのに社歴や年齢は関係ありません。
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