理究の哲学(エンジン)

第二章 自分ノ学

第七項 虹色人生設計と自分史記録

― 第3段階(黄) 25歳から36歳 青年期 ―

【特徴と現象】

第3段階は青年期。「青年とは行動することにあり」
職業選択の悩み・大学院という選択・自己投資・自己拡張の野心・恋愛期、出会い~失恋~他者のために・責任感の萌芽・巣づくり~子育て

【解説と雑話】

第3段階は、人生の前半最後の期間。第2段階まで学習してきたことをベースに徹底した行動で、実践的なスキル、マインド、知識を身につけていきます。
この期間の過ごし方で、人生の大枠が決まってくる確率は高まります。どのように仕事、恋愛、趣味、遊びに向かっていくのか思い巡らします。
時間の使い方の巧拙が人生を左右するでしょう。
ここで、どれだけ自分が成長するために時間投資できるか、経験投資できるか、実践的な勉強ができるかです。転職を考えるのならば、この時期に準備をすべきでしょう。
この時期は、社会人になり徐々に一人前扱いされます。特に第3段階前半は自分のことでいっぱいいっぱいです。第三者を気遣う余裕がない人が多いでしょう。よって、人間関係には要注意です。
私にも苦い経験があります。
私は大学を卒業し、働き始めてから、もう一度勉強して大学院に入学しました。よって、普通の院生とは年齢も違うし、ラッキーなことに教授からも特別扱いの境遇でした。ここまでは、いいのですが・・・
院生時代、文科省の研究費(科学研究費)を使い「調査研究」ができる案件がありました。教授の推薦状もあり、計画書を提出すればいいだけです。貧乏学生の私には絶好のチャンス。結構、相当、テンパっていました。
明日までに提出しなければならない資料と格闘していた時です。
運悪く、当時付き合っていた彼女から電話がありました。目一杯の状態なので彼女の要望や愚痴を聞く余裕は全くありません。女性の話は基本的に長く、うわの空で電話のやり取りが続きました(内容は全く覚えていない)。時間が経つにつれて、私の感情制御が不能状態になり始めました。
・・・『別れたいのなら、別れようぜ!』とガチャンと!(当時は有線電話)
「若気の至り」以外の言葉は見つかりません(反省)。
感情のコントロールが”研究費獲得作戦”により支離滅裂となった事件です。
この時期は(黄)という色が示してのとおり、注意深く歩まねばならない時期です。
さて、第3段階は、結婚して家庭を持つ人が多いようです。
恋や結婚に対して、十人十色の考え方があります。基本的に男と女の話は、当人たちの好きなようにするしかありません。誰一人同じ人がいないように、それぞれのカップルの出会いや形は、第三者にわかるはずもありません。

下記に、結婚の名言・格言を参考までに

「いそいで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅すぎても季節はずれになることはない」(トルストイ)

「結婚する奴はバカだ。結婚しない奴はもっとバカだ」(バーナード・ショウ)

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