理究の哲学(エンジン)
第三章 脳と心ノ学
第五項 人間観察:4つの眼で覗く
― 第三の窓(心)は、「秘密の窓(心)」 ―
自分は良く知っているが、他人は知らない私です。
誰でも、他人に言えない秘密はあるでしょう。
自分のすべてを他人に曝け出すことは、土台無理。それに、あえてする人はいないでしょう。
妻子のいる上司と不倫の恋で悩んでいた、他人に言えない家族の重い問題、自分自身の苦い初恋のトラウマ、同僚には言えない仕事上の悩み、彼女がいるのに二股の恋を進行させていた、などなど。
人間が人間であるために生じる窓(心)です。
よって、宗教や文学のテーマとしても、この窓の領域が取り上げられます。
いわば、人間臭さが詰まっている窓とも言えます。
この窓が大きい人は、人との交流を避ける傾向が強いかもしれません。もしくは、他人と深い関係を望まない傾向があるかもしれません。
あなたの周りに挙動不審な人はいませんか。その人は、いつもドキドキハラハラしているので、神経をすり減らすかもしれません。逆に、綱渡りの恋は、生きるモチベーションを高めるという副産物を生む可能性もあるので、人生は面白いのです。
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