理究の哲学(エンジン)

第三章 脳と心ノ学

第五項 人間観察:4つの眼で覗く

― 第四の窓(心)は、「未知の窓(心)」 ―

自分も他人も知らない未知の私です。
潜在意識、無意識といわれる領域です。
覚醒化されていない自分と考えても良いでしょう。

たとえば、利己的な行動が多く、自分が一番大事であり、常にマイペースを自負していた男性が結婚をし、子どもを授かった。始めは意識していなかったが、子供が大きくなるうちに、突然、ふとしたキッカケで“わが子の存在が、自分より大切な存在になった”と変化したりします。
社交的でないパパが、渋々参加した子ども会のイベントで、他のパパと意気投合して積極的になっていった。自分の思いもよらなかった新しい可能性に目覚めた、といった話はそう珍しくありません。

新たな自分を発見するのは、どんどんチャレンジすることです。失敗を恐れず、失敗したらそれを糧に。
“私って、こんなことを好きだったんだ!?”なんて気づくかもしれません。
人生、一回こっきり。第四の窓(心)が一体どんなものなのかを想像して楽しむのもいいでしょう。

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