第四章 未来創造ノ学
第二項 次なる目的は「授業革命」
― 英語の学習革命にもチャレンジ ―
私を含めて多くの日本人が、英語にコンプレックスをもっています。なぜなら、英語ができないからです。特に英会話になると腰が引けます。
この「英語コンプレックス」に何度も立ち向かっては返り討ちにあっています。もう血だらけです。正直に言いましょう。2001年からです。すでに15年も経っています。ダイエットを心がけて10年苦戦しているあなたを笑うことはできません。
ECCの研修マネージャーを経験されていた高島先生を招聘し、IT研修のみならず、英語研修も精力的に実践してきました。プロジェクトメンバーも結成し、将来を見据えての「英語力強化」施策も打ち出しました。
『英検準1級以上または、TOEIC 700以上の実力がないと授業は持たせない!』
と、幹部には伝えたものの、途中で、会社の体制変更もあったり、人的にも継続できる環境を整備できなかったり、何度も頓挫しました。先生には随分迷惑もかけています。私の本気度は誰にも負けず強いのですが、とにかく継続できません。私自身のモチベーションが続きません。
いよいよ日本の英語教育が本格的に変わります。
小学校に英語教育が導入され、5年生でも週2回授業が行われます。小学生英語市場が活性化します。大学受験も英語は、4技能(聞く、話す、読む、書く、) が問われます。15年前とは事情が変わりました。
ここで、英語に対して何らかの準備をしなければ、我々のビジネスの守備範囲が狭くなるのでは、という危惧を感じます。それに、日本の英語教育業界は、受験英語に偏りすぎているので、もしかしたら、面白くなるかも、との根拠のない“楽観脳”が動いています。
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